夏が終わり、涼しくなると、行きたくなるのが温泉ですよね。気心の知れた友達や恋人同士で気軽に行ける温泉は、これからの季節に最適です。
日頃の仕事のストレスや酷暑の疲れを癒すのはもちろんのこと、女性同士であれば“美活”としても人気があります。
せっかく温泉に行くのだから、もっと効果的に癒されたい、美肌になりたいと考える人は多いはず。そこで、温泉効果を倍増させる“温泉2湯めぐり”に注目してみましょう!
■1:温泉の分類方法! アルカリ性泉VS酸性泉どっちが美人の湯?
温泉には、いくつか分類方法があり、そのひとつとして水素イオン濃度(pH)で分類する方法があります。低くなれば酸性が強く、高くなるとアルカリ性が強くなります。
一般的に美肌の湯は、アルカリ性泉が多いといわれています。アルカリ性のお湯はタンパク質と結びつき、石鹸のように余分な皮脂や汚れをとりツルツルのお肌にします。
『日本3大美人の湯』とは?
・川中温泉(群馬県) 硫酸塩泉pH値8.4
・龍神温泉(和歌山県) ナトリウム炭酸水素塩泉pH値7.8
・湯の川温泉(島根県) 弱アルカリ性単純泉 pH値8.4
いずれもアルカリ性泉であることがわかります。
一方、酸性泉は、pH値3~6未満の弱酸性泉であれば肌のpH値とも近いため、保湿効果や引き締め効果があります。
さらにpH3未満の酸性泉は殺菌作用や古い角質を剥がすピーリング効果があります。クレンジングと保湿機能、どちらも美肌には欠かせませんね。
■2:美肌に最強! 温泉の効果を高める“機能温泉浴”とは?
別府市観光協会が運営する『別府なび』によると、10種類もの泉質をもつ別府温泉では、泉質や効果の異なる温泉を上手に組み合わせて、温泉の効果を高める入浴法を機能温泉浴としています。
例えば、“クレンジング”+“保湿”効果の機能温泉浴として、“明礬温泉”+“鉄輪(かんなわ)”温泉。
一湯目は、硫黄泉で強酸性(ピーリング効果)、そして多量のアルミニウムイオンで皮脂と汚れを除いて“一皮むいた”後に、2湯目に、弱酸性でメタケイ酸たっぷりの肌にやさしいしっとり仕上げる2湯めぐり。
さらに、中性硫黄泉+弱アルカリ性重曹泉でウルトラつるつる肌2湯めぐりなど、組み合わせで効果があがる温泉の入り方を推奨しています。
■3:近場の温泉で機能温泉浴! 癒し効果倍増
別府までは遠くて行けないという方も、近場の温泉で似たような泉質の温泉を選べば大丈夫。
首都圏から近い箱根は歩いて湯めぐりというわけには行きませんが、泉質はアルカリ性単純温泉、食塩泉(ナトリウム – 塩化物泉)、石膏泉(カルシウム – 硫酸泉)など約20種類に及びます。
例えば、姥子、湯ノ花沢、芦之湯の硫黄泉でお肌をデトックスした後、湯本の保湿効果のある硫酸塩泉に入るなど、自分で組合わせを考えながら予定を立てるのも楽しそうです。
以上、2つの泉質を組み合わせてより温泉の効果を高める“温泉2湯めぐり”についてご紹介しましたが、いかがでしょうか?
美肌以外にも、弱アルカリ湯の後にちょっぴり酸性の2湯目に入るとストレスが減少することが、大分大学医学部の青野裕士准教授の研究で証明されているそうです。
弱アルカリ性+酸性=ストレス減と覚えておけば、温泉を選ぶ時に役に立ちそうです。秋の小旅行には、温泉2湯めぐりにぜひ挑戦してみてください!
【関連記事】
※ ウッ、まさに私…!口ぐせで判定できる「ストレスパターン」3タイプ
※ 働き女子こそ注意!マジメに見えて「隠れて浮気する」ムッツリ男の特徴5つ
※ 高収入…じゃない!幸せな結婚には「収入が●●な男性」を狙うべし
※ たまにはのんびり!働き女子を癒してくれる「至高の特急電車旅」3選
※ これでストレスを撃退!働き女子のための「上手な気分転換のコツ」5つ
【参考】
【画像】
※ TOMO / Shutterstock
あわせて読みたい
美肌と癒しに!夏疲れを効果的に癒す「温泉ミックス入浴術」とははBizLady(ビズレディ)で公開された投稿です。