冬のボーナスも入ったし、年末年始のお休みに念願の“美容整形”をしよう!と思っている人ももしかしたらいるかもしれません。
いまや、隣の席の同僚が「私の鼻、整形なんだ」と笑顔でカミングアウトしても「えー、そうなんだ~(うまく仕上がってるね)」とさして驚きもしないぐらい、一般化しつつある美容整形。
美しくなることで生活の質が向上することは大変望ましいことですが、なかには整形しても喜びを感じられない人もいるようです。
■1:美容整形の経験者は11%
さて、美容整形をしたことがある、もしくは今後美容整形を受けたいと思っている人はどれくらいいるのでしょうか?
株式会社クロス・マーケティング「美容整形に関する意識調査(18~39歳女性美容意識の高い人、美容整形にネガティブでない人を対象)」によれば、美容整形の経験率は11%で、年代による大きな差はみられません。
経験したことのある美容整形の種類では、“レーザー”次いで“ピーリング”、“フォトフェイシャル”と、肌系のプチ整形が上位にあがりました。
■2:レーザーなどのお肌系美容整形の利用意向は33%
また、今後の利用意向についてレーザーなどの“肌系美容整形”は、利用意向者が33%、非利用意向者が52%。
フェイスリフトなどの“造形系美容整形”は、利用意向者が16%、非利用意向者が70%。いずれも非利用意向者が利用意向者を上回りました。
とくに“造形系美容整形”では非利用意向が高く、4割が「絶対にやりたくない」と回答しています。
年代別でみると“肌系美容整形”の利用意向では、30~39歳が18~29歳を上回り、“造形系美容整形”では18~29歳が上回ります。
これは加齢とともにお肌の衰えを感じる年代が昔の顔を取り戻したい、若い世代はもっと美しくなりたいという願望を表しているといえるでしょう。
■3:美容整形はメンタルに効果的?
賛否両論のある美容整形ですが、美容整形に関する論文によると、整形は、精神的にポジティブになる良い効果が高いとのこと。
ドイツ・ボーフムの大学 Ruhr – Universität Bochum の研究によると、術後3、6、12ヵ月でのアンケート調査の結果、不安、対人恐怖症、うつ病、目標達成、人生の質、生活の満足度、魅力、心身の健康、幸福、自己効力感の各項目において、手術を受けた方が満足感や肯定的な成果を得られていることが明らかになりました。
■4:複雑な人間の心理……“自尊心の高い人”は術後“自尊心が低くなる”?
一方、フェイスリフトの術後と患者の自尊感情の関連についての研究によれば、術前の自尊感情が低い患者は術後には自尊感情レベルが上がり、平均的な患者では変化がなく、高い患者では下がっています。
この調査で、平均8.9歳は若返ったと感じていますが、自尊感情と手術の結果に直接の関係は見られていません。フェイスリフトは、比較的効果が他人からもわかりやすいため、もともとの自尊感情の高い人は“変えてしまった後ろめたさ”をより感じるのかもしれません。
以上、美容整形とメンタルについて考えてみましたがいかがでしょうか?
美容整形は生活の質を向上する良い面がある一方で、受けた後に“後ろめたさ”や“罪悪感”を感じる人もいるようです。軽はずみな整形から、心の病を患ってしまいさらなる生活の質の低下を招くこともあります。
せっかくリスクを冒してきれいになるのですから、自分はどちらのタイプかよく考え後悔しないようにしたいですね。
【関連記事】
※ 1分で色っぽ顔!お風呂あがり「すっぴん風メイク」おすすめアイテム3選
※ 自己流はNG!「未来のマネープラン」を今から失敗しないコツ[PR]
※ アラフィフ美魔女が教える「手抜き美容」は季節の変わり目が勝負!
※ 忙しい女子に朗報!たったこれだけで素肌力がアップするアイテムを発見[PR]
※ 仕事がどんなに忙しくても「いい女」であり続けるために磨くトコロ4つ
【参考】
※ クロス・マーケティング、美容整形に関する意識調査アンケートを実施 – 週間粧業
※ フェイスリフトの成功と自尊感情はイコールではない – 美容経済新聞
【画像】
※ pakutaso