みんなでワイワイ盛り上がる飲み会も楽しいが、休日にゆっくり、自分好みのお酒とおつまみで、のんびりウチ飲みを楽しんでいる女性も増えているようだ。
ウチ飲みには、ビール、ワイン、焼酎が人気だが、外飲みとは異なり、味わいにこだわり贅沢に楽しみたいと考える女性も少なくないだろう。
株式会社クロス・マーケティングが実施した「宅飲みに関する調査」によれば、以前に比べて外飲みの頻度が減り、ウチ飲みをする頻度が増えているのだという。とくに、男性よりも女性においてその傾向が顕著であるようだ。
そこで今回は、同調査結果を参考に、働く女子のウチ飲みにピッタリな、今話題の“クラフトビール”についてご紹介したい。
■ウチ飲み派はコミュニケーションよりもリラックス&癒し重視
同調査によれば、ウチ飲みを楽しむ理由としては、「自分のペースで飲みたい」(38%)、「夕飯のついでに飲む」(33%)、「ひとりで飲むから」(31%)といった理由が上位に。
外で誰かとコミュニケーションを取りながら飲むというよりは、ひとりで気楽に飲みたい、コミュニケーションよりもリラックスをしたいというのが、ウチ飲みの一番の理由のようだ。
■女性が自宅でよく飲むアルコールは?
また同調査によれば、外飲みで飲むお酒はビールが圧倒的に多いが、ウチ飲みでは、「ビール」(49%)、「ワイン」(34%)、「第3のビール」(33%)、「サワー・チューハイ」(31%)と、色々な種類のお酒が飲まれているという結果に。とくに女性はその傾向が強いようだ。
せっかくの憩いのひととき、いつもとは違うものを試してみたいと考える人も多いのかもしれない。
■話題のクラフトビールってなんだ?
そこでオススメなのが、最近ちょくちょく耳にするようになった“クラフトビール”。飲める店も増え、今話題のビール。
クラフトビール情報を発信する『クラフトビール東京』によれば、クラフトビールとは、
<小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビールです。ビール職人が造り出す高品質なビールを「手工芸品(Craft)」に例えて、クラフトビールと呼びます。
また、小規模なビール工房のことは、マイクロ ブルワリー(Micro Brewery)と呼びます。
大手のビールには無くて、クラフトビールにあるのは、その種類(スタイルと言います)の多さです。クラフトビールの良さは、美味しいビールであるとともに、その多様性がとてつもない魅力です。大手メーカーが造るビールが苦手な方でも美味しく飲めるビールが、クラフトビールの世界には必ずあるのです。>
とのこと。つまりクラフトビールの魅力は、既存のビールの味わいとは異なる、多様な風味を楽しめるところにある、というわけ。
クラフトビールには、
(1)ピルスナー(Pilsner)
・・・おなじみの大手ビールメーカーの味わい。
(2)ペールエール(Pale Ale)
・・・ホップやモルトの香がピルスナーより強く濃い味わい。
(3)IPA(アイピーエー)(India Pale Ale )
・・・人気の種類。柑橘系の香と苦みが特長。
(4)ヴァイツェン(Weizen)
・・・小麦で作られたビール。フルーツの甘い香りと苦みが少ない。
(5)フルーツビール(Fruit Beer)
・・・フルーツをビールに加えたり、漬け込んだりしたもの。
(6)スタウト(Stout)
・・・黒ビール。スッキリ味で苦みは少ない。
(7)バーレーワイン(Barley Wine)
・・・カラメルのような風味で高アルコール度。
といった種類がある。クラフトビールを選ぶきとは、この7種類のそれぞれの特長を知って、好みのものを選ぶとよいだろう。
クラフトビールは最近、大手ビールメーカーも続々と新製品を販売しており、スーパーやコンビニで扱われていることも増えている。またデパ地下のビール売り場は種類が豊富なので、さまざまな味を楽しみたい、じっくり選びたいという人には、百貨店がオススメ。
以上、働き女子が休日に楽しむのにピッタリの“クラフトビール”についてご紹介したが、いかがだろうか?
ウチ飲みだけでなく、クラフトビールを楽しめるお店も増えているので、会社帰りに友人や同僚を誘って、外飲みに行っても話題性があって面白いかもしれない。
これからますます暑くなり、ビールが美味しい季節。ぜひ新しい味を試してみてもらいたい。